元陸上競技選手で、タレント、更にはフェンシング協会の会長を務める百獣の王・武井壮さんの睡眠時間が45分という超ショートスリーパーだという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
実はこの話、嘘なのです!ではなんでそんな嘘が広まったのか?武井壮さんの睡眠時間の真実と武井壮さんの食事について徹底調査しました!
目次
武井壮さんの睡眠時間45分は嘘⁉
武井壮さんが超ショートスリーパーで1日45分しか寝ないと聞きますが、それは本当なのでしょうか?そもそも人間にそんな事が可能なのでしょうか?
結論から言いますと武井壮さんが1日45分しか寝ないというのは嘘です!実は武井壮さんは睡眠のとり方が独特で日により睡眠時間は変えているそうですが、1日45分の睡眠を3回とる事もあるそうです。それでも合計で2時間15分なのでかなり短いですが・・・
これについては武井壮自身がTwitterでこう語っています↓
オレの睡眠時間は1日45分だという情報はちと違う。。医師によるとオレは45分の睡眠で一般人の7時間睡眠と同程度の長さレム睡眠が取れている。。だから45分でも充分休息が取れる。。それを1日3回は取るから、1日21時間睡眠してる計算。。短い睡眠時間で猛烈に回復する男、それが武井壮。。
— 武井壮 (@sosotakei) August 30, 2013
そもそもなんで睡眠は必要?
そもそもなんで動物には睡眠が必要なのでしょうか?睡眠には様々な役割があります。自律神経を整えたり、体を休めたり、色々な効果がありますが、最も大切なのは脳のメンテナンスです。
脳は起きている間に疲労(老廃物)が溜まります。この疲労を回復してくれたり、起きている間に得た情報を処理してくれたりします。
現代人が1日で得る情報の量は江戸時代の人の1年分。さらに言えば平安時代の人の一生分と言われています。
現代社会では1日に得る情報量が増え、脳にかかる負担も増え「脳の疲労」が溜まりやすくなっているのです。
武井壮流睡眠法
前述したように武井壮さんは1日45分の睡眠を3回取る事がありますが、実は武井壮さんの中で睡眠時間に決まりがあるわけではなく、疲労具合によって睡眠時間を変えているそうです。
1日45分を3回の日もあれば、普通に8時間寝る日もあるそうです。・・・やっと同じ人間のような情報が出てきてホッとしました(笑)
武井壮さんがこの睡眠法を編み出した当時、アスリートだった武井壮さんが
と考えたのが武井壮流睡眠法の始まりです。
練習以外の時間でパフォーマンスが変わると考えた武井壮さんは、
- 室内外の気温と湿度の計測
- 天気や風向きのチェック
- 体温を脇、膝裏、股関節などで細かく測定
をし、それを
- 頭がスッキリした状態でパフォーマンスもいい
- 頭はスッキリしているけれど、体が動かない
- 頭はだるいけれど、体は動く
- 頭もだるく、体も動かない
の4つのコンディションに分けてグラフ化し、どういう状態なら1番パフォーマンスを発揮できるか研究しました。
その研究結果に合わせて睡眠時間にも変化をつけ「1日2時間を3回」「3時間+3時間+2時間の合計8時間」など睡眠時間も細かくチェックしました。
更に1日6回50m走のタイムを計り、自己記録の何%の力が出ているかチェックしていたそうです。睡眠時間もそうですけどここまで調べる探求心も凄いですね!
まとめると
- 気候、温度、湿度、体温
- 頭と体のコンディション
- 睡眠時間
- 50m走のタイム
の4つから自分に合った睡眠法を研究したようです。
常に自分のコンディションを把握している武井壮さんだからこそ、自分の状態に合わせた適切な睡眠をとれるのですね。ショートスリーパーになれるのは羨ましいけど、ここまで細かく研究は中々出来ないですよね・・・
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睡眠豆知識
ちなみに睡眠の中には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があるのをご存知ですか?
レム睡眠は「脳が情報を処理」している睡眠で、夢を見ている睡眠です。脳の中で多大な情報(平安時代なら一生分!)を整理している大切な時間のです。ノンレム睡眠は脳が休まって、脳がだした老廃物を流しています。つまり脳の掃除の時間です。
レム睡眠もノンレム睡眠も無くてはならない大切な睡眠ですが、この睡眠がだいたい90分のサイクルで行われています。
ちなみ武井壮さんのようにショートスリーパーになれる人もいますが、多くの方は残念ながらショートスリーパーにはなれません!
という声も聞こえてきそうなので、少しでもショートスリーパーに近づける方法をご紹介します!
それが「マインドフルネス瞑想」です。瞑想というと少し抵抗を感じる方もいると思いますが、医学的にも様々な論文で効果が実証されていて、瞑想15分で2時間分のレム睡眠に匹敵する情報処理をしてくれているのだとか。
やり方は簡単!姿勢を正して呼吸を意識するだけ!意識が離れてしまったら、また呼吸に意識を戻すを繰り返します。
ちなみに寝ないで起き続けた世界記録は1964年のアメリカの高校生で264時間12分です。11日間以上起きています。凄いですけど皆さんは絶対マネしないでください!
不眠は現在日本でも問題になっていて、不眠によるパフォーマンスの低下が原因で日本の経済損失は年間15兆円にものぼります。
このデータは米シンクタンク「ランド研究所」が睡眠不足の影響をもとにはじき出したデータで国内総生産(GDP)に換算した損失割合は2.92%で検査対象国では不名誉の最下位でした。
武井壮さんのように、パフォーマンスが落ちない睡眠法を見つけない限り、睡眠不足は健康も人生の質(QOL)も下げてしまうのでしっかり睡眠を取るようにしましょう!
武井壮さんは感覚で食事する⁉
武井壮さんは睡眠のとり方が自分のコンディションをしっかり見極めて取るように、食事もコンディションや「感覚」を大切にしているようです。
武井壮さんが言うには「1日3食も食べると、感覚的にキレがなくなり、脂肪も増える。食事の時間や回数は決めていません。必要な栄養を、必要な時に取るだけです」とのことです。
現役時代の武井壮さんはなんと!一日7000キロカロリーも摂取していたそうです。ですが運動量や代謝が低下するのに合わせて、減らしていき現在は普通の人と同じ(もしくは少ないくらい)量しか食べなくなったそうです。
武井壮さんは自分の摂取する必要がある量や栄養が感覚でわかるようです。自分のコンディションを研究し尽くした武井壮さんだからわかる感覚なのかもしれませんが、生物学的には凄く当たり前で正しい事なのかもしれません。
https://youtu.be/7ZqKi6tb-FE
私の友人も良くファスティング(プチ断食)をするのですが、食べない方が調子いいこともあるそうです!大事なのは自分のコンディションに合わせて調整することのようです。
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まとめ
- 睡眠時間45分は嘘でした。
- 45分を1日何回かに分けて寝ているようでした。
- 食事も1日に3回という決まりはなくコンディションに合わせて摂取していました。
- 食事も睡眠も自分のコンディションを完全に研究した武井壮さんの感覚があってのことでした。
武井壮さんの睡眠時間45分は真実とは少し違いましたが、かなり短い睡眠時間であれだけ元気に動き回れるのは、自分のコンディションを研究し尽くした武井壮さんの努力があってこそですね。
睡眠時間も食事も自分に合った方法を見つけるのが1番のようです。皆さんも是非武井壮さんのように元気でいられるように、自分に合った健康法を探してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで下さりありがとうございます!