映画「無限列車」で『煉獄杏寿郎(以下、煉獄さん)』の爆発する情熱と強さに沢山の方が虜になってしまったのではないでしょうか。もちろん私もそのうちの1人です!
涙無しでは見ることができない映画ですが、回想シーンに登場した煉獄家の皆さんを観ていて思ったことがあります…!!親子そっくりやーん!!
そう思われた方がいらっしゃるかと思いますが、今回はその煉獄さん一族の遺伝子の強さについて検証していきたいと思います!!
目次
煉獄さん一族の紹介
煉獄家は煉獄さんの家系で、炎の呼吸の使い手である炎柱を多く輩出している名門一族であり、代々産屋敷一族に仕え、鬼殺を生業としています。
炎柱は、『炎の呼吸(ほのおのこきゅう)』を用いており、使い手の日輪刀は赤色に染まります。
『炎の呼吸』とは、鬼殺隊士が用いる呼吸法で、”炎・風・岩・雷・水”の基本の5つの呼吸の一つです。
では、登場する歴代の煉獄家を紹介します!
煉獄家の祖先
およそ400年前の戦国時代に登場する煉獄家の祖先と見られる剣士です。情報は少ないですが、日の呼吸第一人者でさえ、鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)を倒すことができなかったと報告を受け、自信を無くしているシーンが印象的です。
煉獄家は…初代炎柱から…メンタル繊細なんやな…
— ばい塵@ラスレコ終了 (@baijin_2) November 23, 2019
煉獄 槇寿郎(れんごく しんじゅろう)
煉獄さん(杏寿郎)の父である煉獄家の大黒柱、『煉獄槇寿郎』。元炎柱として煉獄さんに稽古をつけるなど、積極的に鍛錬に励む熱い男でした。
しかし、剣士としての苦悩や自身の無能さに打ちのめされていた事と、妻が病死しした事が重なり、槇寿郎は剣を捨て、酒浸りの生活を送るようになります。今で言うネグレクト…心の炎が燃え尽きてしまったんですね…。
どうやら、「炎柱ノ書」という書物に「日の呼吸」が始まりの呼吸で、「炎の呼吸」ないしその他全ての呼吸は「日の呼吸」の派生であると記載されていたことから、自身の存在に意味を無くしたそうです。
槇寿郎は、1番で在りたいという最上志向の持ち主で完璧主義のため、少しの妥協も出来なかった事が推測されます。
煉獄 瑠火(れんごく るか)
槇寿郎の妻であり煉獄さん兄弟の母、『煉獄瑠火』。次男の千寿郎が物心つく前に病気で逝去しており、回想シーンに登場します。
煉獄さんに幼き頃から、「強く生まれた者は弱い者を守ることが責務である」と教えていたことが印象的でした。
瑠火は、真っ直ぐで芯が強く、しっかり者でした。
煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
煉獄家の長男、『煉獄杏寿郎』。明るく正義感が強くはっきりとした性格で、後輩や弟の面倒見も良く優しくて熱い男です。
皆さんもご存知の名台詞「心を燃やせ」は、主人公の炭治郎達をはじめ、視聴者の私達にも大きな影響を与えましたよね。へこたれた人をみるとついつい言っちゃいませんか(笑)
そんな煉獄さんは千寿郎の継子として、槇寿郎から指導を受けておりましたが瑠火の病死をきっかけに指導を放棄され、3冊しかない指南書を読みながら独学で鬼殺隊の柱までのぼりつめた努力家なのです。
煉獄さんは、どんな最悪の展開にも気合負けすることなく、熱い情熱を胸に燃やし続け、責務を全うすることの出来る強靭のメンタルの持ち主です。
また、上弦の参である猗窩座(あかざ)を1人でギリギリまで追い詰めたことから、柱の中でもトップクラスの強さを誇る逸材であったと推測出来ます。
煉獄さんの筋肉や戦闘についての記事はこちらをご覧ください↓
煉獄 千寿郎(れんごく せんじゅろう)
煉獄家の次男で煉獄さんの弟、『煉獄千寿郎』。礼儀正しく大人しい性格であり、剣士の才能に恵まれなかったため鬼殺隊への入隊を断念しています。
母の他界に、父の転変を物心つく前から感じてきた千寿郎は、自信を持てない人格になってしまったのかもしれません。兄としてだけでなく親代わりとしても千寿郎を支えてくれていた煉獄さんの存在が大きかったことがわかりますよね。兄貴…。
煉獄 桃寿郎(れんごく とうじゅろう)
最終回である23巻205話「幾星霜を煌めく命」にて、千寿郎の子孫である『煉獄桃寿郎』が登場します。
ものすごいポジティブで、悪口にも”ありがとう!”と返せるくらい強い心を持っていると漫画で紹介されています。
そして運動神経も抜群で、剣道部に所属しているようです。武道の道に邁進する姿、煉獄さんを彷彿させます。
煉獄家が歴代クローンレベルで激似!?画像で検証!
それでは、煉獄家の遺伝子は最強なのか検証していきましょう。
特徴的な風貌
煉獄家の男子と言えば、特徴的な風貌ですよね!画像比較の結果、全く同じ箇所は以下の通りでした。
- 独特で目立つ髪
- 歌舞伎役者のような眉と目
煉獄家の髪の毛は皆、突風に吹かれたみたいに前髪がセンターに分かれ上がっています。ロン毛でおそらく後ろで一つに結んでいると思います。もみあげ部分と襟足部分は束っぽく垂らされており、実際やってみると運動をするには邪魔そうな髪型です。
髪色は全体が黄色、根元がオレンジ色で、所々赤色のメッシュが混じっており、まるで炎のようです。この独特な髪色は諸説ありますが煉獄家に代々伝わる「観篝(かんかがり)」という儀式が関係しているそうです。
「観篝」とは…、妊娠中の女性が7日おきに2時間ほど大篝火を見る儀式だそうです。それにより煉獄家男子の髪の色は焔色になったそうです。
また、濃く太い眉は二股に分かれており、上向きに逆立っています。ブレない芯と男らしさを物語っている眉ですよね。
目は大きくつり目で、歌舞伎役者のような凛々しさが特徴的です。瞳の色も代々、赤色だそうです。瑠火もつり上がってキリッとした目をしています。
後ろ姿からでも一目で煉獄家だとわかる瓜二つさはまるでクローンのようですね。煉獄家の遺伝子の強さがひしひしと伝わります。
性格は両極端!?
では、性格は遺伝しているのかと言えば、両極端に分かれていると思われます。
槙寿郎は自身の転変ぶりを振り返り、「自分がこんな風になっても息子が立派に育ったのは瑠火の血が濃いからだろう」と言っていることもあり、どちらかと言えば煉獄さんは瑠火の強くしっかりとした性格が遺伝しているのではないかと推測できます。
また、桃寿郎もこの2人の明るく強い性格を受け継いでいるようです。
そして、槙寿郎と千寿郎は祖先のように、自分の限界を知った時に諦めてしまうことからメンタルの弱さと、自信の無さが遺伝しているように思います。
限界を超えようとする人の方が少ないでしょうし、煉獄さんがズバ抜けて凄い人だったのかもしれませんね。
母『瑠火』の存在
先述した通り、瑠火が煉獄さんに教授してきた”強気たる者の使命”は煉獄さんにとって大きな影響を与え、逆境にも耐え得る精神と消えることのない炎を心に刻むこととなりました。
強靭なメンタルを見せる煉獄さんの感動シーンをご紹介
父親に、柱に昇格したことを意気揚々に報告しに行った際に「くだらん、どうでもいい。どうせ大したものにはなれない」と言われたが、くじける事なく落ち込む千寿郎を励ましていたシーンです。
一番認めて欲しかった父親に無下な言葉をかけられ、きっと泣きたくなる程悲しかったはずなのにそんな素振りを1ミリも見せない心の大きさに感動しちゃいます。
猗窩座との戦いで死が近づく煉獄さんは、最後の力を振り絞って後輩たちに言葉を残します。その中でも”胸を張って生きろ”は、とても心に響く言葉でした。
どんな逆境が訪れようとも、何度でも立ち上がって前を向いて歩き続ける…そんな煉獄さんの熱き思いはしっかりと皆の所に届いた事でしょう。私も座右の銘にしたいと思います!
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まとめ
- 煉獄家の男子は先祖、子孫を含めて風貌がクローンレベルに激似であった
- 性格は両極端に分かれた
- 煉獄さんは瑠火の教えを心に、強靭な精神を磨き上げた
強いだけでなく、優しさに溢れていた煉獄さんの魅力は言わずもがな素晴らしいですね。
「強き者は弱き者を守る」という考えは現代においても持ち続けなければいけない信念だと思います。
煉獄一家を通して古き良き日本の心、武道的精神の必要性を改めて感じました。