今や歌舞伎界をリードする1人に名を連ねる四代目・市川猿之助(いちかわ えんのすけ)さん。歌舞伎役者だけにとどまらず俳優としてもその演技力に評価が高いです。
演技力の高さもさることながら、学歴も「超」がつくほど高いと話題になっています。今回は市川猿之助さんの学歴、経歴など頭がいいエピソードを交えてお伝えしていこうと思います。
子育て中のお母さんお父さんは、今後のお子さんへの教育にちょっぴり役に立つお話しかもしれません。最後までごゆっくり読まれて下さい。
目次
市川猿之助さんの頭いいエピソードを学歴も交えて調査!
親しみやすい顔立ちの市川猿之助さんですね。1982年4月に東京都千代田区にある暁星小学校に入学しています。
暁星学園が運営する私立小学校で、幼小中高一貫教育を行っているんです。しかも全国でも珍しい、男子児童からなる小学校で知られています。
あんまり小学校で男子校って聞いたことないですよね。そして1899年創立で都内でも有数の歴史がある名門中の名門学校です。
市川猿之助さんは小学校でお受験をされたんですね。詳しい情報がないのですが、もしかしたら幼稚園から暁星学園に通われていたかもしれません。わかり次第お伝えしていきますね。
市川猿之助さんの成績は常に学年上位⁉
暁星小学校からそのまま暁星中学校に上がった市川猿之助さんは、学校の成績が常に学年で10位以内だったようです。
特に国語と英語が得意で楽しく勉強に励んでいました。逆に数学や理科などが苦手で毎回のテストでは苦戦していたみたいです。人間だから向き不向きがありますよね。
驚きなのが、中学生にしてフランス語が必修科目の学校で、市川猿之助さんも週2回のフランス語の授業を受けています。
市川猿之助さんがフランス語が堪能な訳を「市川猿之助がフランス語上手い⁉なぜ話せるのか調査!」でじっくり解説しています↓
市川猿之助さんはサッカーが得意?
暁星中学校では勉強もさることながら、スポーツにも力を入れていて「サッカー」は学園を挙げて取り組むほどの熱量です。
以前は生徒全員が授業前と放課後にサッカーの練習が必須でしたが、現在ではサッカー部のみが対象となっています。
当時、市川猿之助さんもサッカーの練習をしていますが、飛んでくるボールをよけるようにしていたそうです。
幼少期から歌舞伎の舞台に立っているので、サッカーの練習で怪我でもしたら舞台に支障がでると考えていたのですね。
だから、あえてボールに近づかないようにしていたのでしょう。少年ながらに気を使っていたんですね。
確かにサッカーの練習で骨でも折ったら大変です!ギプスをして舞台に立っている歌舞伎役者さん見たことないですからね。
サッカーの腕前はなんとなくわかってしまいました(笑)
市川猿之助さんの他にも歌舞伎役者さんを多く輩出
高校も内部進学していますので、暁星高校へ入学しています。高校では帰国子女枠以外では募集を行っていないというからビックリです。
だいたい中高一貫でも普通は一般入試枠がありますが、暁星高校では中高一貫を徹底していますね。
暁星高校では歌舞伎役者さんの出身が多くいます。
- 中村吉右衛門(2代目)さん
- 松本幸四郎(10代目)さん
- 市川染五郎(7代目)さん
- 中村勘三郎(18代目)さん
ざっと挙げただけでも4名もいます。また従兄弟の香川照之さんや俳優の北大路欣也さん、賀来賢人さんなども暁星も暁星高校の出身なんですね。
しかも有数の進学校で、難関大学に進学する生徒ばかりです。市川猿之助さんは当時でも数々の歌舞伎の舞台に立っており、大忙しだったのですが学年でトップクラスに入るほどの成績でした。
市川猿之助さんは高校生の時に、福山雅治さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組のヘビーリスナーだったので、もしかしたら勉強の息抜きに聴いていたかもしれませんね。
市川猿之助さんの近所が慶応義塾大学⁉
市川猿之助さんは高校卒業後、慶応義塾大学は一般入試ではなくAO入試で受験しています。高校での成績などが評価されて入学したとはいえ、歌舞伎の舞台出演を大幅に減らして受験の猛勉強をしていました。
AO入試
- 高校における成績、小論文や面接などで人物を評価し入学の可否を判断するいわゆる、ペーパーテストだけに依らない選抜制度。
- 大学と受験生とのマッチングを重視した入試と言われ、受験生が学びたいことや描く将来像と大学の求める学生像がマッチしていることが重要とされる。
市川猿之助さんが慶応義塾大学を選んだ理由としては、親族に慶応出身者が多いことや三田キャンパスが近所だったからとおっしゃっています。
猛勉強した結果でしょう。市川猿之助さんの努力と集中力は人並みはずれてますね。私も是非見習いたいものです(笑)
当時はすでに歌舞伎役者として収入を得ていたので、大学の学費はすべてご自分で払っていたようです。なんとも親孝行者ですね。
市川猿之助さんの脳の作りはどうなってるの⁇
そんな市川猿之助さんの大学在学中でのエピソードが凄すぎます。友人と徹夜で麻雀していて、なんと寝ないでそのまま授業を受けていたようです。
寝ないで授業を受けていた結果とは思えないほどの、ほとんどの履修科目で当時最高評価の「A」をとっています。
他にも大学1年生の時は、より知識を広げるためにあえて興味のない科目まで履修していたそうです。向上心が相当高い方ですね。私なんか最低ラインの履修科目しか選びませんでしたよ(笑)
大学4年生の時には教授から大学院進学を薦められていますが、お断りをして歌舞伎に道に進んでいます。
市川猿之助さんの経歴も調査!
4代目市川段四郎さんの長男として誕生しました。4歳にして歌舞伎座「義経千本桜」の安徳という役で初お目見えしています。私だったら緊張で足がガクガクですよ。その前に多分何も覚えてないでしょうね。
1983年7月歌舞伎座「御目見得太功記」で二代目市川亀次郎を名乗り初舞台をふみました。当時市川猿之助さん8歳の時です。
市川猿之助さんは幼いころからたくさんの稽古を積んで、努力を重ねて頑張っていたのでしょうね。
当時の市川猿之助さんは立ち回りや舞踊の理解力・表現力は飛びぬけていたようで、その表現力を活かして女形を演じることが多かったです。
2002年から2012年にかけて毎年夏に、市川猿之助さんご自身の勉強会「亀次郎の会」を主催しています。
市川猿之助さんを中心に他の歌舞伎役者さん達が集まって舞台出演をして自ら研磨する勉強会なんですね。
歌舞伎に対しての熱い気持ちが伝わってきます!そして市川猿之助さんを慕ってたくさんの仲間が一緒に勉強したいと集まってきたんでしょうね。
市川猿之助さんが突然猿之助一門を離脱⁉
しかし2003年(当時28歳)に突然、猿之助一門を離脱します。なぜ離脱しなければならなかったのでしょうか。
「猿之助一門で内紛があって分裂で離脱したのではないか」という情報ではありますが、真相は分かりませんでしたので、分かり次第お伝えしていきますね。
市川猿之助さんがドラマに大躍進
2007年(当時32歳)にはNHKの大河ドラマ「風林火山」に武田信玄役でテレビドラマ初主演を果たし、徐々にドラマや映画にも勢力的に活動していくことになります。
その後も2010年(当時35歳)に福山雅治さん主演の大河ドラマ「龍馬伝」に出演し、龍馬の暗殺を実行する役の1人として熱演をしています。
龍馬伝の配役の時に、福山雅治さん本人から直接市川猿之助さんに連絡がきて、
と頼まれたそうです。
というのも、市川猿之助さんは福山雅治さんの大ファンで、ラジオ番組「福山雅治の魂のラジオ」で福山雅治さんにメッセージを送っていて、このメッセージがきっかけで福山雅治さんが市川猿之助さんをライブに誘ったりして、お互いに交流を深めていきます。
龍馬伝の出演依頼も、親交が深まったことによるものだったんでしょうね。私も福山雅治さんのファンの1人ですが、実に羨ましいエピソードですね。
福山雅治さんのラジオやライブのMCは、軽快なトークでとても楽しいですよね。市川猿之助さんもトークが面白いと話題です。「市川猿之助が面白い!トークやエピソード、魅力的部分を紹介!」で徹底調査しています。↓
市川猿之助さん舞台でも大活躍
2015年(当時40歳)には新橋演舞場で「スーパー歌舞伎Ⅱワンピース」を制作、上演しています。
漫画で大ヒットした「ONE PIECE」の世界観を歌舞伎と融合した舞台となっていて、主人公ルフィに扮する市川猿之助さんが「宙乗り」を披露して観客を沸かせていました。
宙乗り(ちゅうのり)
- 歌舞伎の演出の1つ。演者の体をワイヤーで宙に吊って、舞台や観客席上を移動させる演出。
記憶に新しい方もいるかと思いますが、2020年(当時45歳)の時に、大ヒットを記録したドラマ「半沢直樹」に出演しています。
出演者の中には、市川猿之助さんが通っていた暁星学園出身の俳優さんもいました。同じ学校出身なので、共通の話題が数多くあったでしょうね。
「半沢直樹」で暁星学園出身の俳優
- 北大路欣也さん
- 香川照之さん
- 賀来賢人さん
男子校ならではの雰囲気で、撮影現場はさぞかし盛り上がったと思います。世代は違っても共通項があるのは連帯感が生まれますよね。
ドラマに舞台に忙しすぎて、異性に目を向ける暇もないでしょうね。でも、もしかしたらそもそも異性に興味がないのでは⁉そんな疑問を「市川猿之助は男好きでおねぇ?結婚しない理由を徹底調査!」で解決しています↓
まとめ
- 4歳で歌舞伎の舞台に初お目見え
- 幼小中高一貫教育で名門の暁星学園に小学校から通い始める
- 8歳の時、歌舞伎役者として初舞台
- 高校卒業後は慶応義塾大学文学部に進学する
- 大学では寝ないで授業を受けていた、履修科目で当時最高評価の「A」をとる
- NHK大河ドラマ「風林火山」や「龍馬伝」、「半沢直樹」にも出演
- 「スーパー歌舞伎Ⅱワンピース」で「宙乗り」披露して観客を沸かせる
幼いころから努力家だったんですね。勉強や歌舞伎稽古・舞台で二足のわらじを履く生活をしていて、かなり忙しかったでしょうね。
どちらも手を抜くことなく、必死で頑張ってきた様子がうかがえました。現在は本職の歌舞伎だけでなくテレビや映画など幅広く活動をしている市川猿之助さんです。
今後のさらなる活躍に期待したいですね。