凛々しい目元と個性的な演技で独特の存在感を放つ俳優として知られる堀部 圭亮さん。
数々のドラマや映画で活躍され、最近では11月からスタートしたNHK連続ドラマ『カムカムエブリバディ』に出演されています。
そんな堀部さんが実は、芸能界デビュー当時はお笑い芸人だったことをご存知ですか？今の俳優のイメージからはちょっと想像できませんが、今回は堀部さんがお笑い芸人だった若い頃について見てみましょう！
目次
堀部圭亮のプロフィール
| 本名 | 堀部 圭亮（ほりべ けいすけ） |
|---|---|
| 生年月日 | 1966年3月25日 |
| 年齢 | 55歳（2021年11月現在） |
| 出身地 | 東京都台東区 |
| 血液型 | O型 |
| 活動内容 | 俳優、タレント、放送作家、脚本家、映画監督 |
| 所属事務所 | 鈍牛倶楽部 |
主な出演作品はこちら↓
「新選組！」「平清盛」「下町ロケット」「孤独のグルメSeason5」「アキラとあきら」
「とられてたまるか!?」「弾丸ランナー」「殿、利息でござる!」「ザ・マジックアワー」
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堀部圭亮の若い頃、芸人時代の画像は？
こちらはデビュー当時の画像。長い髪型に80～90年代の懐かしさが湧いてきますね！”湧かないよ！”という世代の読者もいらっしゃるかもしれませんが…（笑）
堀部圭亮さんは、1986年にお笑い芸人として芸能界デビューしました。そのデビューがお笑いコンビ『パワーズ』。中学の同級生である須間一弥さんとコンビを結成しました。コンビ芸はコントで、当時の堀部さんは火野 玉男（ひの たまお）という芸名を名乗っていました。芸人らしい面白いインパクトを残す名前ですね。
そしてこれらはデビューから5年ほど経ち、お笑い芸人として更に活躍の幅を広げて大忙しだった頃の画像です。お笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』の冠番組だった、当時の大人気バラエティ番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」（日本テレビ）でレギュラー出演されていました。
番組のコントでのキャラクターに扮した格好をしていますが、一緒に写っているのは誰だかお分かりでしょうか？
上から順に、1枚目は『ウッチャンナンチャン』の南原 清隆さん、2枚目は同じく内村 光良さんです。そして3枚目は『よゐこ』のお二人、有野 晋哉さん（左）と濱口 優さんです。
この番組にはそのほかに、『キャイ～ン』のお二人や、実業家としても知られるタレントの千秋さんもレギュラー出演されていました。
実はこの番組にレギュラー出演されていた当時、ある方とお笑いコンビを組んでおり、そのコンビで番組のレギュラーメンバーだったのですが、どなたかご存知でしょうか？この上の動画にも登場されていますよ。
勝俣州和とお笑いコンビを組んでいた！！
そう、堀部さんはこの頃、人気タレントの勝俣州和さんとお笑いコンビを組んでいたのです。パワーズ解散後の1992年に『K2』を結成し、2001年頃まで活動していました。堀部さんがボケ担当、勝俣さんがツッコミ担当でした。一見、全力で場を盛り上げるキャラの勝俣さんがボケ担当かと思いきや意外でした。
『K2』は先の「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」をはじめ、様々なバラエティ番組で人気を博しました。フジテレビ系で放送されていた「笑っていいとも！」でもレギュラーであり、担当コーナーも持っていました。
今の若い子は知らないだろうが…すっかり名役者の堀部圭亮が昔はコメディアン路線だったことを。堀部さん好きな役者さんだけど未だに｢あ、パワーズ！｣もしくは｢K2やん！｣て思うんだよね。#堀部圭亮#平清盛#大河ドラマ#勝俣州和 pic.twitter.com/0myWLWIDGv
— ぱん (@panpannopan1974) July 4, 2020
堀部さんは勝俣さんとコンビを組む前に『パワーズ』として活動していた頃、1988年に放送していた萩本欽一さんのお笑い番組「欽きらリン530!!」で誕生した『茶々隊』というアイドルグループに所属していました。のちに『CHA-CHA』として正式にCDデビューしたのですが、堀部さんはその前に脱退されています。
この『CHA-CHA』には勝俣さんもメンバーとして所属しており、この時の出会いがきっかけで『K2』を結成することになったようです。
こちらは再び「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」から。
モーニング息子②（ウリナリ 1999年）#ウッチャンナンチャン#K2#キャイ～ン#よゐこ pic.twitter.com/Fby7mh5wVS
— 懐かCM＋α bot (@natukabot) September 27, 2019
当時のアイドルで大人気だった『モーニング娘。』のパロディ『モーニング息子。』。ユーモアのエッセンスたっぷりのこの動画を一度見れば、オリジナル曲を忘れてしまいそうなくらいインパンクトが大きいおもしろさ…。
普段の相方とだけでなく、ほかのレギュラーメンバーとの違うコンビや大人数によるグループコントが楽しめるのもこの番組の人気の理由のひとつだったかもしれません。
今やすっかり俳優としての顔が定着している堀部さんが、こうして今もお笑い芸人やタレントとして活躍している方々とコントを繰り広げている姿には驚くばかりですね！しかし、俳優として独特な存在感のある役柄も多いことを考えると、その頃の経歴が演技に深みを出すのに役立っているのかもしれません。また、当時から変わらない低くてダンディな声によるジョークも素敵です！
放送作家としての活躍
お笑い芸人として活躍していた一方で、堀部さんは竜泉の名義で放送作家としても複数の人気バラエティに関わっていました。「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」や「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」など、90年代当時の人気番組の構成を複数担当し、芸人として表に立つだけでなく、裏方の仕事も得意としていたようです。
また、現在も続く人気バラエティー「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」では、1989年の放送開始時から2007年まで番組構成を担当していたほか、準レギュラーとしても出演していました。
挑戦者がガキ使メンバー及びスタッフを笑わせる名物企画「七変化」（笑ったら1000円罰金のルール）では、44,000円の賞金を獲得したこともあります。お笑い界の大物ぞろいのレギュラーメンバーを笑わせること、またバラエティ番組の構成ができることから、お笑いのセンスはとても高いことが伺えます。
本名の「堀部圭亮」名義で手掛けた番組もあります。
・2001年 ダウンタウン浜田雅功主演2時間SPドラマ『明日があるさ』（脚本担当）
・2003年 特別番組『ダウンタウンのバラエティ50年史』（構成担当）
当時のお笑いやバラエティ番組に引っ張りだこだったK2ですが、2001年にコンビは解散。それぞれ個人で活動するようになり、その後の堀部さんはお笑い芸人ではなく俳優としての活動が多くなっていきます。
芸人から、俳優、そして映画監督へ
芸能界デビュー当時はお笑い芸人でしたが、そもそものデビューのきっかけは松田優作さんに憧れたことで、いずれ俳優になることはもともと決めていたそうです。そのために高校を中退しています。
芸人としてバラエティ番組で活躍していた一方で、1994年には、武田鉄矢さんと明石家さんまさんが主演した映画「とられてたまるか!?」で映画初出演を果たしました。俳優・堀部圭亮として、これが正式のデビューとなります。
以後は、数々のドラマや映画へオファーが相次ぎ、俳優としても着実にキャリアを重ねていきました。そして1996年の映画「弾丸ランナー」の出演で俳優としての注目を集め、SABU監督の作品には欠かせない俳優となりました。
また、1996年の映画「鮫肌男と桃尻女」をきっかけに、石井克人監督の作品でも常連俳優となり、個性的な共演俳優陣にも劣らない存在感を発揮しています。他の俳優とはひと味違う、独特な雰囲気をまとう高い演技力には、すっかり定評がついています。
映画監督としての活躍
また、2009年には「悪夢のエレベーター」で映画監督デビューを果たします。人気小説「悪夢」シリーズ第１弾の同名小説が原作のこの作品は、密室状態のエレベーターの中で、緊迫した駆け引きが繰り返されるサスペンス調のコメディとして高く評価されています。
これまで、バラエティ番組の出演や構成作家、俳優としての活躍の一方で、堀部さんはずっと映画を作りたいとの思いを抱えていたそうで、ようやく念願の叶った監督作品となりました。
芸人からもともと志望していた俳優としての活躍、さらには映画監督デビューまで、こうした輝かしいキャリアの裏には相当な努力があったことが伺えます。そうした姿を思うと、私も頑張らなくてはと喝が入ります…。
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まとめ
- 堀部圭亮さんはお笑い芸人としてデビューしていた！
- 勝俣州和さんとK２というお笑いコンビを組んでいた！
- 芸人としてのキャリアは多彩な芸能活動に生かされている！
今ではベテラン俳優として活躍されている堀部さんが、なんと以前はお笑い芸人として活躍されていたとは意外でしたね！また、映画監督や放送作家としての一面もあり、俳優だけには留まらない活躍に今後も期待が高まります。
