平井大さんと言えば、連続配信リリースと称して、3週間に1曲のペースで新曲をリリースしたことで話題になりましたね。
夏の連続配信のラストを飾ったのが、この「ily」という曲です。
夏の終わりに相応しい、どこか寂しく切ないラブソングなのですが、どのような思いが込められているのでしょうか。
目次
平井大「ily」歌詞の意味は?
平井大さんの曲は、ギターの音色と印象的な甘い声がくせになるんですよね。
歌詞の中に含まれる独特な表現や言い回しも多くの人の共感を呼び、今年は紅白にも出場されるそうですね。
今回取り上げる「ily」も、「伝えたいけど、伝えられないもどかしい想い」が、切ないメロディと共に表現されています。
心に突き刺さる!という方も多いのでは?
平井大さんをもっと知りたいという方は、こちらから
1.恋人の想いにうまく応えられないもどかしさ
チグハグなボクのスニーカーの
結び目を見てキミが笑う
「これが一番ほどけないんだ」というと
「私たちみたいって」キミがまた笑う
こちらは1番の歌詞の冒頭になるなります。
「チグハグなボクのスニーカーの結び目」「これが一番ほどけない→私たちみたい」
この表現から、性格や考え方は違うけれど、固い絆で結ばれたカップルであることがわかりますね。
二人の関係性については、「付き合いたてのカップル」と言うよりは、「付き合って長い、お互いの理解も深いカップル」であると考えられます。
どんな言葉で言えばいいの?
まるで最後の初恋さ
先程の「私たちみたい」という彼女の返事は、愛情表現にも受け取れますよね。
しかしこれに対して、自分の気持ちをうまく伝えられず、言葉に詰まってしまう不器用な男性。
「まるで最後の初恋」
これは「自分にとって最後の恋愛にしたいが、初恋の時のようにぎこちない自分」を表現しているのかと思われます。
そしてサビでは、「心には秘めているが、言ってしまうと今の関係性が壊れてしまうかもしれない」という男性のジレンマが描かれ、最後に、
「ily」
という最も伝えたい言葉をつぶやき、1番の歌詞が終わります。
2.伝えられない想いが具体的になる
2番の歌詞の冒頭は、1番の歌詞と同様に、何気ない日常の中で見せる彼女のアプローチに、相変わらずうまく応えられずにいる男性の無力さが表現されています。
手繰り寄せる未来をボクのこの手で
でも少し不安で少し未完成で
言葉にしたら消えそうな
抱きしめたら壊れそうな
でもたしかな想いがここにあるんだ
2番で注目していただきたいのは、こちらのサビになります。
1番では明確にされていなかった、想いを伝えられない男性側の心理が、平井大さん特有の表現力で、絶妙に描写されています。
自分の手で二人の未来を切り開きたいけど、それができるのか今一つ自信を持てないし、どうしたいか明確な未来が思い描けない。
これが、最後の一歩を踏み出せない男性側の心情であったと考えられます。
私はここの歌詞に最も共感できました。
ただ臆病なだけじゃなくて、ちゃんと未来を考えているからこその不安がそこにある、ということをうまく表現されている部分だと感じました。
3.この曲を通して伝えたいこと
この曲の歌詞や曲調から、女性の気持ちにうまく応えられない男性のもどかしさが伝わってきますよね。
しかし、恋人を想う気持ちの強さは、3番で繰り返されるサビや間奏で歌われる英語の歌詞から推測できます。
だからこそこの曲は、女性に聴いてほしい曲なのではないかと思いました。
普段気持ちを伝えてくれないけど、心では想っている、そういう男性がこの世界には沢山いるのではないでしょうか。
平井大「ily」読み方は?
この曲を一度でも聴いたことがある方、この記事をここまで読んでいただけている方なら、もうお分かりだと想います。
「抱き寄せたまま言えない ily…」
1番と3番のサビの最後にも出てきます。男性が最も言いたい言葉それは、
「I love you…」
ですよね!
つまりこの曲のタイトルは、その頭文字を取って「ily」、読み方は「アイラブユー」となります。
まとめ
- お互いに信頼し合っており、付き合って長いカップルを背景に描いている。
- 何気ない日常で見せる女性のアプローチに、気持ちとは裏腹に想いを伝えられない男性のもどかしさを描いている。
- その心理には、想いを言葉にすると、今までの関係が壊れてしまうかもしれない、という不安がある。
- この曲のタイトルは、男性が最も伝えたい言葉「I love you」の頭文字「ily(アイラブユー)」となっている。
いかがでしたか。
私はここまでしっかり一つの歌詞に向き合ったことも無かったのですが、平井大さんの書くラブソングが、多くの人の共感を呼ぶ理由がよくわかりました。
このレベルの曲を3週間に一度のペースでリリースしていたとは、恐ろしや。
これからも応援しています!