『Story』や『ハピネス』といった代表曲を持つ歌手のAIさん。NHKドラマの主題歌『アルデバラン』をリリースし、紅白歌合戦にも出演が決定しました。
そんな音楽番組では欠かせない存在であるAIさんですが、歌が下手という意見があるようです。その真相はいかに、ということで今回はAIさんの歌が下手と言われる理由を調査します!
AI(歌手)の歌唱の特徴
まずはAIさんの歌唱の特徴をまとめました。
- ソロ歌手なのでシンプルなスタンディングでの歌唱
- 基本的に声は低い方
- ゴスペル調のコーラスを用いている
- テンポを一瞬変更するアレンジが多め
- メッセージ性の強い歌詞
AIさんの歌唱スタイルはシンプルなスタンディングです。地声は低い方でハスキーボイスに近いです。皆さんもご存知の通り、メッセージ性の強い歌詞が特徴の曲が多いです。
また、AIさんはアメリカでゴスペルに触れて育っているため、曲中にゴスペル調のコーラスが用いられています。ライブ映像を見るとテンポを一瞬変更してアレンジを加える場面も見受けられます。
これらのことをふまえてAIさんの曲を改めて聴いてみるとゴスペルの効果によって壮大なイメージが与えられます。まるで自分が教会にいるかのような感覚を味わうことができ、メッセージ性の強い歌詞がより心に響いてきます。
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AI(歌手)の歌が下手と言われる理由
AIさんの歌が下手と言われる理由として高音域の使用頻度が少ない、声量が弱い、発音にクセがあることの3点が考えられます。
高音域の使用頻度が少ない
『Story』のサビを口ずさんでみましょう。女性の方は問題なく歌えたのではないでしょうか。男性の方でも声が低い方でなければ原曲キーで歌うことができたのではないかと思います。
AIさんは地声が低い方ということもあってか自身の曲にも高音域の使用頻度が少ないです。現代音楽の音域レベルは日々向上しているので、高音域を歌いこなせないと他の歌手と比較したときに劣ってしまうと考えられてしまいます。
ただし、『Story』の最高音はhiC、『ハピネス』の最高音はhiDということで高音域が出ないということはありません。ちなみに最低音はmid1Cと男性並みに発声することができるので音域は広い歌手と言えます。
声量が弱い
AIさんの歌い方は喉声が強いため、声の厚みや深みを感じる発声ではありません。女性ソロ歌手ですとSuperflyさんやMISIAさんのような会場全体に響き渡るような発声を持つ方がいるので彼女らと比較すると声量が劣ってしまうと感じてしまいます。
発音にクセがある
AIさんの歌声を聴いていると洋楽の影響を受けていることもあってか発音にクセがあるように感じます。特に「らー」が「るぁー」、「なー」が「ぬぁー」といったように特にア段の音にクセを顕著に感じます。
AIさんはロサンゼルスで過ごしていた時期があるのでそのときのクセが残っているのでしょう。純な日本人からするとその発音に違和感を感じるという人がいるのは自然なことなのかもしれません。
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AI(歌手)の歌に対する考え方
AIさんは自身の歌手活動について以下のように語っています。
- 普遍性のあるメッセージを歌いたい
- 人を楽しませるのが好き
- 力を合わせればハッピーなパワーが生まれるというメッセージを伝えたい
- 自分がいいと思っていることを続けることが大事
- やめないで頑張っていれば誰かがちゃんと見てくれる
AIさんは『ハピネス』の歌詞のように、歌を通じて世界をより良くしたいという気持ちが根底にあることがわかります。その気持ちは歌唱力を超越しているように感じます。だからこそAIさんの歌に共感する人は多いのではないでしょうか。
そして、継続することの大切さについても語っています。デビューから20年ものキャリアは自分の意思を貫く気持ちの強さと続けることで得られた評価の蓄積があってこそ成し遂げることができたのでしょう。
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まとめ
- 高音域の使用頻度が少ない
- 声量が弱い
- 発音にクセがある
今回は歌手のAIさんの歌が下手と言われる理由を調査しました。AIさんは歌唱力においては他の実力派の歌手と比較すると劣っている点が見受けられます。
しかし、AIさんの曲のメッセージ性の高い歌詞や聴く人をポジティブな気持ちにしてくれる曲を愛してくれる人が多いことも事実です。 これからの時代もAIさんの歌の力が必要な場面はたくさんありそうです。