10月10日より放送がはじまった、TBSドラマ【日本沈没-希望のひと-】
世帯平均視聴率は15.8%をマークし、同時刻に放送されている人気番組である【行列のできる相談所 秋の3時間SP】や【ポツンと一軒家 2時間SP】を抑える好スタートを切りました。
ですが、ネット上では「トラウマ」「タイムリー過ぎる」「怖くて見たくない」などのワードが見られています。
初回の視聴率はよかったのに、なぜそんなワードが出ているのか、調査してみました!
目次
日本沈没 トラウマと言われる話の内容とは?
今回放送されている【日本沈没-希望のひと-】
過去にも映画やドラマ、ラジオドラマなどでも放送されており、すでにご存じの方も多いのではないでしょうか?
ここでは、改めて日本沈没という作品の由来から見ていきましょう!
原作について
原作は1973年に発行された、小松左京氏のSF小説です。
上巻・下巻の二部構成となっており、政府や研究者たちが地震によって起きる爆発の影響で日本が沈没するという事態を回避するために奔走するという内容です。
原作の最終回は実際に日本が沈没し、初めに日本沈没論を唱えた田所博士が一般人の避難を優先したために爆発に巻き込まれて亡くなる、といった内容でした。
結論としては、日本沈没は免れなかったということですね・・・
今回の【日本沈没-希望のひと-】はどんな作品か
TBSの発表によると、今作は2023年の東京を舞台としたストーリーで、オリジナルキャラクターも加わっています。
今まで映像化されてきた日本沈没とは違う、【今から未来へとつながる、新たな日本沈没を描く】【今作のテーマは未来への希望】であるとの見解でした。
今まで何回か映像化されてきている日本沈没ですが、今までとは違う新たな作品として楽しめるものになっている可能性が高いですね!
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日本沈没「見たくない」「タイムリー」と言われた、数日前の出来事
今回、新たに放送された【日本沈没-希望のひと-】は、冒頭に記載しております通り初回放送は10月10日でした。ポイントはこの初回放送日。
関東地方にお住まいの方であれば記憶に新しいかと思いますが、この放送日の3日前、実際に最大震度5強を記録する地震が、実に10年ぶりに東京を襲いました。
初回放送の内容には主人公の夢の中での話で、地震によって東京の高層ビル群が崩れ落ちていく描写もあり、つい最近震度5強を経験された方々としては、他人事には思えないといったコメントが多く見られました。
リアルで怖いドラマです。
続きが気になる。
幸せそうな与田ちゃんのシーンが何かのフラグでありませんように。🙏#日本沈没#小栗旬#松山ケンイチ#香川照之#与田祐希 pic.twitter.com/LVZ63QhVgY— 🍜🍜🍜🦒 (@br9lNZnpnxoj5jI) October 17, 2021
トラウマと言われた理由は?
2011年の東日本大震災は、地震の影響により起きた津波で多くの被害が出ましたが、その時のいつもの海とは違う動きを見せる状況に衝撃を受けた方や、トラウマを抱えた方も多いと思います。
ドラマの中での地震描写はやはりリアルで、実際に地震を経験した方からしたらその時の記憶が鮮明に蘇ると思います。
海中の地底が割れて「ごぉぉぉ・・・」という音が鳴っているところは、まさに地震が起きた時に聞こえる地響きにも近いと感じ、ドラマと分かっていても恐怖を感じました。
慣れない音と描写が、視聴者のいやな記憶を呼び覚ました結果だと思います。
このドラマをきっかけにいろいろ調べてみる方もいらっしゃいますね!
https://twitter.com/i63747939/status/1449600114293542914?s=20
日本沈没 実際に起きる可能性は?
結論から言いますと、可能性はなさそうです。
少々難しい内容を簡単に説明しますと、日本列島は土台となっている複数のプレートの運動によって形成されていて、これは大陸側のプレートと太平洋側のプレートの衝突によって海洋プレートの上の堆積物が押し上げられる形で隆起したものになります。
このプレートの動きが変わらない限り日本列島が沈没することはなく、むしろ沈下ではなく隆起していて、実際にプレートの動きが変わっても完全に沈没するまで100万年以上かかると計算されており、現代においては差し迫って沈没時のための準備や心配、対策などをする必要はないとされています。
とはいえ、ここ数年は地震も多く気象状況の変化も激しく海面上昇も起きていると言われているため、その現象と紐づけて不安になるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
かく言う私も、実際に調べるまで本当に起きることもあるのでは?と思ってしまった1人です。。。
日本沈没に出演している豪華俳優陣
今回のドラマは主役級の俳優さんたちが勢ぞろいしている、豪華キャスト陣によって作られています。
ここでは、主演の小栗旬さんをはじめとした主要キャストを一部ご紹介します!
- 天海 啓示(アマミ ケイシ)・・・小栗 旬
- 常盤 紘一(トキワ コウイチ)・・・松山ケンイチ
- 椎名 実梨(シイナ ミノリ)・・・杏
- 石塚 平良(イシヅカ タイラ)・・・ウエンツ瑛士
- 相原 美鈴(アイハラ ミスズ)・・・中村アン
- 世良 徹(セラ トオル)・・・國村 隼
- 天海 衛(アマミ マモル)・・・吉田 鋼太郎
- 天海 佳恵(アマミ ヨシエ)・・・風吹 ジュン
- 天海 香織(アマミ カオリ)・・・比嘉 愛未
- 東山 栄一(ヒガシヤマ エイイチ)・・・仲村 トオル
- 田所 雄介(タドコロ ユウスケ)・・・香川 照之
(一部抜粋・敬称略)
主演級のキャストが勢ぞろいです!
その他にも、杉本哲太さんや風間杜夫さん、石橋蓮司さんなど、豪華ベテラン俳優陣がそろっており、演技力の高いメンバーによって、よりリアリティのある作品に仕上がっていると感じました。
また、主演を務める小栗旬さんからは、
【ただでさえ苦しい環境の中、この題材は非常に難しいお話ですが、その中でも“希望”と“人間の強さ”を届けられるよう、自分を含め、キャスト・スタッフ全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます。
今を生きる皆さんへの賛歌になれるような作品にしていきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください。】
といった前向きなコメントがありました。
地震や台風、コロナウイルスといった脅威におびえるだけでなく、立ち向かうために必要な強さや勇気を持てるように、今だからこそ見てほしいという熱い気持ちを感じました!
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まとめ
- 初回放送3日前に起きた関東地方での震度5強の地震がタイムリー過ぎた
- 日本における、東日本大震災の記憶がしっかり根付いているため、海の変動への警戒意識からトラウマを持つ方も多い
- 日本沈没は事実上、現代ではあり得ない事象!あくまでSF小説が原作である
今回は【日本沈没-希望のひと-】について言われているネット上のコメントを元に調べてみましたがいかがでしたか?
実際には現代では日本が沈没することはなさそうとわかりましたが、環境の変化によって温暖化が進み、海面上昇や気温の上昇が起きていることは事実です。
今回のドラマでも描写にある地震や火山の噴火など、自然の猛威に少しでも対応できるように、日頃からしっかり備えて過ごしたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!